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ごみの城

2001/4/24

広末涼子ちゃん、カンパ〜イ!!ラガー壁紙」をダウンロードしてご満悦。

先日、ミュージックステーションを見て。

華原の朋ちゃんは、ホント歌が上手くなったなあ。

と感心していたら、コッコ(Cocco)のファイナルライブが。

素直に感動するものがあった。

テレビ「生放送」の良さを感じた一時であった。


これまた先日、「ザ・セル」という映画を見て。

思っていたより面白くて、なかなか楽しめました。

特に、映像センスはすごいものがある。

コスチュームデザイン担当に、日本人名らしきクレジットを見たけど、

人間の心の中を映像化するのは、大変だったに違いない。

グロイシーンが多いので年齢制限付になっているが、

テーマ自体は真面目で、いろいろ考えさせるものがあった。

人間誰もが抱える「心の闇」は、最大・最強のモンスターだな。


さて、やっと本題。

週末、友人の引越し・掃除の手伝いに。

そう。彼の部屋こそ、タイトルにある通り

「砂の城」ならぬ「ゴミの城」なのだ。

これが、ホントにすごい。

まさに筆舌に尽くしがたいものがある(写真はこちら)。

テレビの雷波少年でゴミ生活なる企画があるが、

同じような状況が、6畳+キッチン・バス・トイレという

いたって小規模な空間に展開されているという感じ。

悪魔の毒毒モンスターが住んでいても、全然違和感がないぞ。


以前にも、友人数名で何度か掃除をしたのだが(泊まるために)、

既に、そんなレベルではなくなっていた。

しかも、その当時に発生した10袋以上のゴミたちが

いまだにベランダに放置されており、袋が風化して破れてきているのだ。

破れた袋から、ゴミたちが「コンニチワ、コンニチワ」

と私たちをあざ笑っているようにも見える。

恐ろしいことに、これでもかなり掃除した

(70kg余りのゴミを捨てたらしい)と本人は言っていた。


どこから手をつけて良いのかわからないので

とりあえずゴミを袋に詰める作業をしてみた。

が、どれがゴミが分からない。

とりあえず、「存在するものは全てゴミである」という前提を勝手に作って

片っ端から袋詰していく。

作業中に、怒り、あきれ、くやしさ、笑い、様々な感情が沸き起こる。

今の日本経済が不調なのは、この「ゴミの城」のせいかもしれない・・・

ゴミ詰+おおざっぱな分別が終わる頃には、全員が疲労困ぱい。

量にして4トン車一杯分というところか。

その多量なゴミ袋を見て、その全てがこの小さな部屋から出たものであるとは

にわかに信じがたい。


最後に、なぜ「ゴミの城」が誕生したのか考えてみた(断罪)。

彼自身のものぐさな性格

これが根本にあると思う。

物を捨てられない性格

もったいないらしい。ケロッピーの容器(何か食べ物が入っていたのを
わざわざ洗って持っている)とか「おまえ、絶対使わねーだろ」
というものが多量に出てきた。

物を買うのが好き

買うのが好きで、捨てないのだから、当然に物は増える一方である。

整理整頓グッズの購入で安心

100円ショップで売っていそうな整理・整頓用のカゴなどが多量にあった。
が、全く活用されず、それ自体がゴミと化している。

ゴミ箱にゴミを捨てない

食事した後などに発生したゴミを、その場に捨ててしまう。
分別とかそんなレベルではないのである。

ゴミを捨てない

これが、友人一同理解に苦しむ点であり、最大の原因である。
私たちが掃除を手伝う時は週末なので、その時にはゴミを捨てられない。
「絶対ゴミを捨てておけ」と言うのだが、なぜか捨てずに放置している。

他にもあると思うが、以上が「ゴミの城」が完成するための条件となる。


そんな彼も、一児のパパとなり、親子3人で新居に暮らすこととなる。

さすがに、3人暮らしとなれば「ゴミの城」はできないであろうが、

怖いのは、先に新居に入り、一ヶ月ほど彼一人で暮らすことである。

一ヶ月もあれば、城まではいかなくても「ゴミ別荘」ぐらいはできるはず。

ちなみに、彼は筋金入りの「ゴミ人間」であるが

決して「ダメ人間」ではなく

真っ当な社会人として生活しており

街中など公共の場所でゴミを捨てるようなことはしない。

これぐらいのフォローはしておこうかな。

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