Webちらしサービスから学ぶ、使いたくなる電子政府サービスとは
作者のホームページには、広告欄を設けています。ほとんどのコンテンツをブログに移行したこともあって、アクセス数も減り、その収入は微々たるものです。それでも残しているのは、ネット広告の仕組みは、インターネットの動向を知る上で欠かせないものだからです。
最近追加したのが、リクルート運営の『タウンマーケット』というサービス。
その内容は、新聞等に折り込まれている全国の広告チラシを、WEB上で閲覧できるというもの。
これが非常に良く出来ています。
広告ちらしは、アナログ広告の代表選手ですが、そのプロモーション効果はあなどれません。
広告ちらしをベースに、地元の特売情報を提供するサイトもあるぐらいです。
『タウンマーケット』があれば、作者のように新聞を取っていない人でも、地元の広告ちらしを閲覧することができるので、けっこう重宝しています。
アナログとデジタルの融合は、電子政府サービスと窓口サービスの連携に通じるものがありますね。
このように、民間サービスを見ていると、電子政府サービスのヒントになりそうなものがたくさんあります。
例えば、「お得なもの・もらえるもの」のキーワードで、全国の行政サービスを集めても面白いでしょう。
景気低迷・物価上昇の昨今、ちょっとしたお得でも、もらえると嬉しいもので、消費者の行動に大きな影響を与えています。
各家庭や企業の「もらい忘れ」をチェックするサービスなども良いですね。
行政にとっても、サービスを知ってもらう良い機会となるし、住民参加に繋げることもできるでしょう。
こんな風に考えると、電子政府サービスも楽しいし、色んなアイデアが浮かんでくるはず。
今の電子政府は、「利用率」に追われるばかりで、楽しさ・面白さが欠けているような。。
楽しさ・面白さは、ネットの本質であると思うし、公務員や国民にとっても大きなモチベーションとなってくれるでしょう。
政府も、大手の電子政府ベンダーじゃなくて、独自のサービスや企業文化を持つリクルートのような企業に、「何か面白くて新しい電子政府サービスを作ってみて」と発注したら良いんじゃないかなあ
関連ブログ>>電子政府のニーズは、民間サービスを見ればわかる