インコースを打て―究極の打撃理論、バッティングセンターに行きたくなる本

インコースを打て―究極の打撃理論
高岡 英夫,松井 浩
講談社

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かなり細かい技術論にまで踏み込んだ打撃解説書。

高岡氏のゆる体操身体意識といった理論を知らなくても、バッティングが好きな人は、かなり楽しめると思う。

作者は野球経験はないけれど、中学生の時、友人とバッティングセンターへ行くのは好きでした。

よく遊びに行ったバッティングセンターには、140キロのマシーンがあって、それを打つのが快感。

初めはかすりもしなかったのが、バットをゆるゆるに握って全身の力を抜くと、不思議と打てるように。。

本書を読むと、その時になぜ打てたのか良くわかる。

で、大学生になって、5年ぶりぐらいにバッティングセンターに行くと、100キロ程度のボールさえ、まともに打てない。。

見事に空振りの連続・・・。

高校生の時に、筋トレにはまったこともあり、たった5年で体がガチガチになってしまったのだ。。

その後、しばらく遊んでいるうちに、なんとか打てるようにはなったものの、固まった体をゆるめるのは時間がかかるので、昔のようには打てないまま。。

さて、現在はすっかりオッサンの作者ですが、体のパフォーマンスは、中学生ぐらいに戻っているのではないかと、勝手に思ってる

昨年、町内の運動会で、中学生にまじって障害物競争に参加することに(人数不足のため)。

作者のレースでは、8人中、おっさん2人に、中学生が6人。

いかにも「毎日運動部で鍛えてますよ」みたいな中学生である。

Tシャツ&短パン&運動靴でやる気満々の中学生に対して、ポロシャツ&カーゴパンツ&ウォーキングシューズの作者は、かなり浮いている

が、「なんとか3位ぐらいには入れるんじゃないか」と思った。

なぜなら、競技が「障害物競走」だったからである。

これが、100メートル走とかだったら、間違いなく中学生に勝てないのだが、「障害物競走」であれば、普段の走りとは異なるので、彼らも体がガチガチになりやすいはず、とにらんだのである。

で、これは自分の「ゆる度」を試すには良い機会だと思い、体をゆるませながら走ったところ、なんとか4位に

3つ目の障害までは2位だったのだが、「ダンボールくぐり」のやり方がよくわからず、目標の3位入賞(もらえる景品が少し豪華になる)を逃してしまった

走った後も、応援しながら「ゆる体操」をしていたので、筋肉痛にもならず。

こんな感じで、「ゆる体操」は、けっこう使えます。

同じく、町内のもちつき大会で、裏方として「こね」をしてた時も、「ゆる」を心がけていたら、筋肉痛にならなかったし。。

恐るべし、ゆる体操。

近いうちに、バッティングセンターに行かねば