正義で地球は救えない、池田清彦&養老孟司
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議論が分かれる極めて曖昧な「地球温暖化」よりも、人口問題やエネルギー問題の方がよっぽど深刻であるという主張は、素直にうなずけるものがあります。
電子政府でも、「ホントに電子政府って必要なの?」という問いかけは、常にしておかなければいけないと思うし。
さて、持続可能性を考えると、地球と言う「元本」を切り崩してまでの消費が続かないことは明らかです。
となると、地球が生み出してくれる「利子や配当・分配金」を増やすか、消費を減らす必要がありますね。
消費社会を満喫している先進国の人口は、それほど増える心配は無いものの、「さー、これからは俺達が消費するぞー」と張り切っている?新興国の人口が増えていくのは間違いなさそう。。
コンサルタント的な見方をすれば、仮に温暖化が進んでいるとしても、人間がそれをコントロールできないのは明らかなので、「温暖化になろうがなるまいが、どちらに転んでも対応できるよう準備しておくこと」が必要と思います。
けれども、そうした対応時に必要となるリスクマネジメントや交渉ごとは、今の日本が一番苦手としているような。。。
今後の10-20年、人口問題やエネルギー問題が表面化していく過程で、日本がどのように変化し対応していくのか、「不安」よりも「楽しみ」と感じてしまう作者なのでした
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