虎屋の羊羹
ちょっと昔の話であるが、日本在住の中国人青年と話をしていたところ、虎屋の羊羹の話題になった。
なんでも、気になる日本人女性がいて、何かプレゼントをしようと思い、悩んだ末に贈ったのが「虎屋の羊羹」だったらしい
羊羹は甘いが、チョイスは渋い
確かに「虎屋の羊羹」は美味しいし高級ブランドでもあるが、うら若き女性へのプレゼントとなると、なかなか厳しいものがある
自由が丘や恵比寿とは言わないが、そこらのデパートの地下食品街でも、喜ばれそうなスイーツはいくらでもあると思うのだが。。
渋すぎるプレゼントのせいか、その日本人女性とは、うまくいかなかったようである。
作者が女性だったら、面白いので、チューぐらいはしてあげるのに
外国人に与える日本製品のブランドは、日本人が思ってる以上に強力で、その忠誠心は微笑ましいものがある。
台湾人の男性が、日本に家族を呼んだとき、彼の奥さんが真っ先に向かったのが、「高島屋」である。
台北に高島屋があるのは知っていたが、台湾の女性(と言っても年代にもよると思うが)にとって「高島屋」は高級デパートの代名詞らしい。
で、彼の奥さんは、日本にいる間、名古屋を含む4店舗の高島屋を訪れたそうだ。
もちろん、彼は「お財布&荷物持ち」としてお供したとのこと。
最近では、中国の四川省(成都)における「イトーヨーカ堂」が、ニュース等で取り上げられる。
新興都市におけるブランドへの忠誠心は、成熟期にある日本より強力であることは間違いなさそう。
今のうちに種をまいて、時間をかけて育てていくことが大切というのは、電子政府にも通じるものがありまする