地球が静止する日
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キアヌ・リーヴス主演のSF大作。
あまり評判は良くないようだが、個人的には、そこそこ面白いと思う。
作品を通じて伝えるメッセージも、わかりやすいし、サスペンス度もなかなか。
まあ、大作の割には地味というか堅実なので、大ヒットや絶賛というわけにはいかないと思うけど。。
こういう大作は、「アルマゲドン」みたいにコテコテに仕上げた方が、興行的には成功するのだろう。
キアヌはマトリックスの印象が強いので、他のSF大作に出演すると、どうしても比べられてしまうのも難しいところ。。
世紀末思想は、多くの宗教に見られるもので、人間の傲慢さに嫌気を感じる人たち、現在の自分や国の状況に憂いて強い不満を持っている人たちなどは、世紀末思想に期待や希望を描くこともあるだろう。
つまり、神のような圧倒的パワーを持った存在が、「ドリャー!」と世界を崩壊&リセットしてくれることを待ち望んでいると。
だから、「地球が静止する日」も英語字幕で見ると、米国人の宗教観や人生観が垣間見ることができる。
それがわかると、作品自体の印象も、だいぶ変わってくる。
それにしても、キャシー・ベイツは息の長い女優だなあ。
「ミザリー」の印象が強すぎると思ったが、その後も実力をいかんなく発揮して、様々な役柄をこなしている。
日本の女優さんでは、同じような人が思う浮かばない。。。
ということで、あまり期待しないで見れば、けっこう楽しめます