ブラインドネス

ブラインドネス スペシャル・エディション(初回限定生産2枚組) [DVD]

角川エンタテインメント

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評価はイマイチだけど、パニック・サスペンスとしては、かなり面白い。

ストーリー展開や状況設定が強引な感じもするけど、豚インフルエンザでもあれだけの混乱が起きるのだから、「原因不明の失明」ともなれば、本作のような状況も生まれても不思議じゃない。。。

残酷なシーンが溢れる昨今の映画産業だけど、これほどの怒りや不快感を感じさせる作品は珍しい。その憤りが作品の評価となっているみたいね。

「そんなバカな!」「リアリティが無い」「アホじゃないか、こいつ」「あるわけないだろー」「盲目者や女性への差別だ」「ひどい作品だ」といった反応や批判をすればするほど、製作者の意図に乗せられているような気がしてしまう。

ともあれ、一般向けの娯楽作品でないことは間違いないので、観る時は覚悟した方が良いと思うぞ。

ところで、本作で憎たらしい役を演じた若者。どこかで見たことがあると思ったら、モーターサイクル・ダイアリーズで若き日のチェ・ゲバラを演じたガエル・ガルシア・ベルナルであった。

やっぱり、実力派が演じる悪役がいると、作品が面白くなるなあ