千葉市ホームページリニューアル提案コンテスト、官民協働の有償ボランティアという形
千葉市ホームページリニューアル提案コンテストの案内が出ています。
・千葉市では、市ホームページのリニューアルを計画
・市民にとってより見やすく、探しやすく、使いやすいサイトにしたい
・市民視点や民間の先進的ノウハウをリニューアル企画案に反映させたい
・民間ボランティアに参画してもらい、官民協働による企画案を作成したい
・このボランティアの選考募集を、コンテスト形式で行う
ということらしい。
興味深いのは、「有償ボランティア」という形式です。
ボランティア=無償
といったイメージが日本では多いようですが、成果の質や継続性などを高めるには、「有償ボランティア」というのは、けっこう使えます。
作者も、ボランティア的にお手伝いしていることが、けっこうあります。
内容や参加形態も様々ですが、完全に手弁当の場合と、金額の多少は別にして有償である場合とでは、負担感や報われ感が違うように思います。
特に、作者は勤め人ではないので、毎月定額のお給料がもらえる人たちとは違います。
500円でも1000円でも、感謝の気持ちとしてもらえるのは、やっぱり嬉しい。
これが1万円でも、何か恩着せがましい感じだと、「なら、いらない」とかなってしまうのかも。。。
今回のコンテストでは、優勝賞金10万円。3ヶ月の作業期間で、成果物の提出後30万円を上限に謝礼金を支給とあります。これぐらいなら、無理なく続けられますし、若者からのチャレンジも期待できます。
「有償ボランティア」は、雇用対策としても有効だと思います。
失業中で仕事がない人でも、
・交通費2000円と食事つき
・初心者でも参加できる
といった活動であれば、参加しやすいだろうし、気分転換にもなるでしょう。
参加して人から感謝されれば、「社会に役立った」「必要とされた」といった心の満足も得られるでしょう。
もちろん、こうした活動自体が、何らかの経済効果も生みだします。
「新しい公共」を考えるときも、「有償ボランティア」という方式で、色々と模索してみたいものですね。