セキュリティ更新は、まだまだ大変

先日、両親宅のパソコンのセキュリティソフト更新をしたのだが、これが予想以上に大変で、結局3時間ほどかかってしまった。個人のセキュリティ対策が進まないのも、これでは無理のない話だ。

両親宅のパソコンのセキュリティ更新は、これで、3度目となる。

実は、最初の更新時も、ひどい目にあった。

使っているのは、パソコンに付いてきた某有名企業(A社としておこう)のセキュリティ対策ソフトである。

この更新時に、確認用のメールアドレスと、更新サービスの選択を間違えたのだが、ホームページにはメールアドレスの記載が一切なく、電話は昼間しか受け付けないし、かけても全然つながらない。仕方なく、FAXで取消しか変更を依頼しても、返事すらない。

結局、更新するのに7割り増しぐらいの料金を支払わされたのである。

それ以来、個人的には、A社の商品は一切購入しないことにしている。

ちなみに、作者が愛用しているのは、トレンドマイクロ社のウィルスバスター

そんなトラウマがある両親宅のパソコンであるが、2度目はそれほど困らなかったので、3度目はもっと簡単だろうと思ったのが間違いであった。

今回の更新作業は、次のようなものとなった。

1 セキュリティソフトを立ち上げる
2 更新ボタンをクリックする
3 更新のウェブサイトへアクセスする
4 更新サービスは終了したので、新たな購入(ダウンロード)を勧められる
5 新しいソフトウェアを購入してダウンロードする
6 インストール途中に、前のソフトを削除しないとインストールできないと言われる
7 インストールを中止して、旧ソフトを削除を試みるができない
8 ヘルプを見て、別の削除方法で削除する
9 再起動して、再びインストールする
10 設定を済ませ、パソコン全体をチェックして終了

表示されるメッセージも、英語の直訳なのか意味不明のものが多く、とてもじゃないが、一般ユーザーが理解できるものではない。

例:利用場所の選択肢として、自宅、オフィス、外出先などの他に、「デフォルト」とある。利用場所のデフォルト???(しかも、説明も何も無い)

一度設定してしまえば、後は自動で楽なのだが、6000円近くも出費させられて、こんな大変な作業を要求している限り、パソコンのセキュリティ対策をしない人は増えるばかりだろう。

次回の更新時は、やはりウィルスバスターにしよう。