2011年9月8日付けで 「社会保障・税番号大綱」に関する意見募集の結果が公表されています。単純な意見の公表で、意見に対する政府の見解、意見内容の分析などはありません。

個人からの意見（８６件）と団体からの意見（６７件）に分類されており、全部で１５３件となっています。国民からの意見は、かなり核心に触れているものもあるので、時間をかけて精読したいですね。

面白いのは、導入に反対する理由も賛成する理由も、「行政や公務員への不信感」が根っこにあることでしょうか。

今後の政府が、どれだけ上手に震災復旧・復興、社会保障・税の一体改革、経済成長、財務健全化などを実行していけるか、国民からの信頼を獲得していけるかが、番号制度の成功にも大きな影響を与えそうです。

寄せられた意見から、国民が感じている懸念、軌道修正すべき点などを明らかにして、法案提出を目指して欲しいと思います。