米国ネブラスカ州の酒類販売業免許のオンライン更新、世界の常識と差があり過ぎる日本の電子政府
Nebraska Toasts Online Liquor License Renewals
米国ネブラスカ州で始まった酒類販売業免許のオンライン更新についての記事です。
すでに1000件以上の利用があり、初年度で70%以上の利用率を見込んでいます。
日本の電子申請と比べて何でこんなに利用率が高いかは、実際のサイトを見てみればわかります。
Nebraska Liquor Control Commission – Liquor License Renewals
どうですか、この迷いようが無いシンプルなサイト。
免許番号とパスワード(オンラインで簡単に取得)でアクセスして、クレジットカード決済で手数料を払って終わり。オンラインで全て完結します。
更新手続自体がシンプルで、オンライン申請システムもシンプル。
日本の電子申請と比べると、費用対効果は1000倍ぐらい高いはず。
米国では、各種免許のオンライン更新サービスは当たり前で、ネブラスカ州でも会計士や不動産業者など9業種の更新サービスが提供されています。
All Nebraska Online Services
他人に成りすまして免許の更新手続して、さらに更新手数料を払ってくれる人などいないので、成りすましのリスクも考えなくて良いと。
新規申請は窓口で行って(当然、本人確認・身元確認をして)も、その後は原則オンラインで。
それが電子政府先進国の日常なのです。
まあ、日本電子政府の常識は世界の非常識ということでしょう。
ちなみに、日本の政府に「ネブラスカ州と同じことをすれば良いのでは」と提案すると、できない言い訳が100個ぐらい返ってくるはず
一番ショックなのは、10年前ぐらいにも、ほとんど同じことを講演等で話していた記憶がよみがえること。。
未来の政府CIO(ドラえもーん)、何とかしてよー