BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族” | |
クリストファー・マクドゥーガル (著), 近藤 隆文 (翻訳) | |
日本放送出版協会 |
裸足ランニングが流行するきっかけにもなった一冊。
個人的に面白かったのは、「なぜ人は長距離を走るのか」といった疑問への答えになる部分。
人間には、他の哺乳類に見られないような解剖学的に長距離を走る機能が備わっていること。
長距離を走る機能は、効率的な狩猟を実践するためにあるといった仮定など。
まさに、「生きるために走る」と。
この話を読んで思い出すのは、映画「ダーティーハリー」のハリー・キャラハン刑事。
ハリーの場合は、走って追い詰めて、最後には銃でバーン!
ところが、長距離ハンティングの場合は、疲労死するまで獲物を追い詰める。
ここで思い出すのが、ルブランの小説に出てくるアルセーヌ・ルパン。
スーパーマンみたいな彼が苦戦するのが、長距離ハンティングばりの「しつこい追跡」
疲労と苦しさで走りながらボロボロになって、何とか逃げ切るというシーンが思い出される。
本書を読むと、たいていの人は走りたい衝動にかられるはず。
走るときは、「狩られる側」ではなく「狩る側」にいる自分を想像して、楽しく走りたい。
ダーティハリー アルティメット・コレクターズ・エディション [Blu-ray] | |
クリエーター情報なし | |
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偕成社 |