ディシプリンド・アジャイル・デリバリー エンタープライズ・アジャイル実践ガイド

ディシプリンド・アジャイル・デリバリー エンタープライズ・アジャイル実践ガイド (Object Oriented SELECTION)
クリエーター情報なし
翔泳社

アジャイル開発については、本ブログでも紹介してきましたが、事例を積み重ねる中で、モデルとして成熟しつつあるようです。本書では、大規模プロジェクトにおけるアジャイル開発(ユースケースではPOSシステムを取り上げています)を、実践的かつ詳細に解説しています。

関連ブログ>>電子政府サービスにおける開発手法のあり方(4):最適な開発手法の選択は、「サービス」を育てる発想で

ちょうど最近、詳細設計書という名のゴミという投稿が話題になっていましたが、本書でも「前もって詳細な設計仕様を作成する」ことについて、次のように解説しています。

『実装への入力として、あらかじめ詳細かつ固定的な設計仕様を作成することは、従来の手法では一般的なプラクティスではあるが、現在では有効な戦略とは見なされていない。現代のアーキテクチャーの複雑さから、最終的なコードがあらかじめ作成された設計に合致していることはほとんどない。』

電子政府サービスでも、英国などを中心として、アジャイル型の開発が増えてきました。本書と合わせて、「リーン・スタートアップ」や「ランニング・リーン」などを読むと、これからの電子政府サービスのあり方・作り方を考える参考になると思います。

リーン・スタートアップ
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日経BP社
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
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オライリージャパン
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
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オーム社