年金個人情報提供サービス:年金加入状況は郵送で知らせるべき

社会保険庁が、インターネットで年金加入記録を閲覧できる「年金個人情報提供サービス」を開始するそうです。利用時に必要なID・パスワードの発行申込みの受付開始は、3月31日午前9:00から。

世間から色々と言われる中、社会保険庁の提供する電子政府サービスは、かなり良くなっていると思う。ホームページも見やすくなったし、国民年金もオンラインバンキングで納付できるし。

まあ、厚生労働省と共同の電子申請については・・・厳しい利用状況ですけど。。

今回の「年金個人情報提供サービス」も、気持ちは伝わってくるのですが、ホントに大丈夫かいな?という心配の方が大きい。

だいたい、年金加入記録を何度も閲覧したい人なんて、そんなにいないと思うんだけど。。一度見たら、それで済むと思うんだけど。。

しかも、サービスを利用して見られるのは

・これまでの公的年金制度の加入の履歴
・国民年金保険料の納付状況
・厚生年金の標準報酬月額、標準賞与額
・船員保険の標準報酬月額、標準賞与額

であって、いくら年金がもらえるかはわからない。

しかも、年金に最も関係が深い「年金受給者」は利用できない。

うーん、こりゃー厳しいなー

社会保険庁が、本当に国民からの信頼を回復したいのであれば、

1 一年に一度、年金加入者に対して郵送(封書)で年金見込み額及び年金加入状況を知らせる。

2 年金財源の運用状況、社会保険庁の組織改革(努力)の状況、今後何十年間の年金支払額等の推移予測グラフなどを、資料として同封する。

という、お金を預かっている立場なら、やって当たり前の基本サービスから始めるべきなのに

こうした基本サービスがあって、はじめてインターネットでの照会サービスが生きてくるんですよー

ちなみに、サーバ(インターネット上)に置かれるのは、利用申込した人の年金加入記録データだけだそうです。自分のデータも一緒に載せられるかもしれないと、さすがに心配で、電話で社会保険庁(企画課)へ質問してみました。

ちょっと安心

利用したい人は、自己責任でね

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