シリアナ

イランを舞台にした政治サスペンス、「シリアナ」を見ました。思っていたより地味な作りで、真面目な映画でした。

髭もじゃジョージ・クルーニーが主演で、
怪しげな題名「しりあな」なので、ちと誤解されそうな

ちなみに「シリアナ」とは、CIA近辺で用いられている
中東再建プロジェクトを指す専門用語とのこと。

隣で見ていた中学生2人組は、映画が終わった途端に、
「いやー、わけわかんねー」と言っていた。

うむ、そりゃそうだわな。映画は、ちと難しい。

しかし、アメリカの行動はわかりやすい

行動の基盤となるのが、「正義」といったあやふやなものではなく
(自国民を動かすための建前としては使われるが)
基本的に、「利益」や「お金」なのだから。

もちろん、日本の政府も同じようなことをしている。

以前から評判の悪い、海外への政府開発援助(ODA)も、
日本国内の大手企業が儲かる仕組みとなっていることとか

この映画を見ると、「因果応報」という言葉を思い出す。
9.11アメリカ同時多発テロ事件は、悲しくも、その典型か。

「利益」や「お金」から始まった問題も、
宗教・思想、人種差別、恨み・復讐などが絡んできて、
次第にお金でなんとかならなくなってしまう。

これが怖い。

ところで、「因果応報」の言葉は、外交問題に限らない。

自らの行動を振り返ると・・・、うーん、反省すること山積み

ということで、反省したい人にオススメな作品でございます

関連>>シリアナ(公式サイト)イランへの利敵行為を絶対に赦さない米国(日経BP)

“シリアナ” に1件のコメントがあります

  1. 「シリアナ」に置いてかれた人!
    31歳で無職・職歴なしの男が「シリアナ」を見ました。石油利権よりもパソコン検定でも受けなさい、というアドバイスを無視してまたしても映画鑑賞。しかし今回は難解な映画に置き去りにされてしまう私、プロ失業者でした。面白いかどうかすら分からなかった、、、!

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