電子政府のガイドブックから学ぶ

The Center for Democracy and Technology では、電子政府のガイドブックとして‘E-Government Handbook(英語)’を公開しています。2002年作成で発展途上国向けの内容ですが、ポイントが簡潔にまとめられており、今でも十分に通じる良書です。

電子政府は、世界的な流れなので、世界中の知恵を集めて、お互いに学ぶことが当たり前となっています。

ランキングに一喜一憂するよりも、自分たちに足りないもを理解し、優れた国やサービスから学び、自国の特徴・性質に合ったものを取り入れることが、電子政府を良くするための早道なのです。

昨日紹介したアクセンチュアの2006年レポートでも、ランキング形式を止める代わりに、各国のCIOクラスの担当者にインタビューを行い、電子政府先進国の考え方や戦略・戦術を学べるようにしてあります。

電子政府・電子申請は、「自分たちだけ良ければ・・・」という考え方では、更なる発展は望めません。

市民だけ、行政だけ、ベンダーだけ。。。どれも不適切です。

同じように、「自国のランキングが上がれば良し」とする考え方は、電子政府を後退させるものでしかありません。

電子政府について日本が学んできたことを、他の国々に還元し、お互いに高め合うことが大切なのですね。

作者がこうして情報発信できるのも、世界中の人たちが教えてくれたからこそ。

やっぱり、インターネットは偉大だなー

あらためて、感謝