シンガポールの新しい電子政府戦略
電子政府の先進国であるシンガポールでは、新しい電子政府戦略として、‘Singapore i-Government:iGov2010’を公開しています。’iGov’とは、Integrated Governmentのことで、縦割りから脱却し、統合されたサービスや事務処理を実現しようというものです。
2010年を期日として、最低でも
・8割の利用者が電子政府サービスに大満足し
・9割の利用者が電子政府サービスを他者へ勧め
・8割の利用者が電子政府を通じて提供される政策関連の情報に大満足する
ことを目指すそうです。数字もすごいですが、観点の鋭さが素晴らしい。
電子政府やサービスの本質を理解していないと、この目標は出てこないですからね。
そのために、
1 電子政府サービスの改善(質と量、利用しやすさ)
2 電子政府を通じた市民参加(市民の育成)
3 行政の能力向上と組織関連系による相乗効果(政府内EA、標準化など)
4 国際競争力の強化
に力を入れていくとのこと。
今後も、電子政府におけるシンガポールの優位性は揺るぎそうに無いなー