夏の虫
作者の家では、クーラーを使わないので、窓を開け放していることが多い。そのため、夏になると、色んな虫が入ってくる。コガネムシやハナムグリとかなら良いのだが、困るのがゴミ虫やカメムシといった、臭い虫たちである。
子供の頃は虫が大好きで、春から秋にかけては、カマキリやバッタを求めて、近所の土手を走り回っていたものだ。
もちろん、昆虫図鑑やファーブル昆虫記も読んでいた。
そんなもんだから、虫が入ってきても、あまり気にしない。
ハチやアブなど、直接の被害が大きい(痛い)ものは別であるが。。
今にも死にそうに弱っているコガネムシやハナムグリなどには、
砂糖水につけたティッシュを与えると、美味しそうにチューチューするのでカワイイ。
30分も経つと、糞尿を済ませて元気になるので、ベランダに逃がしてやれば、そのうちに飛んで行ってしまう。
昨夏は、ものすごい羽音と共に、カブトムシも飛んできた。
そんなある晩、さあ寝ようと思っていたら、ブーンという羽音共に、何かの虫が入ってきた。が、音はすれども姿は見えず。。
ちょっと気になったものの、まあいいか。とそのまま床についた。
明け方になって、何やら脇の下あたりがムズがゆい。。
Tシャツの上から、ムズムズする場所をかくと、何やらシャツの下に異物がうごめいている。。
もしや、昨晩の虫?
と思って、シャツを脱いでみると、中からポロリと出てきたのは、緑色のカメムシ。。
はっ、と思い、Tシャツの臭いをかいでみると、
うぅっ、カメムシくさ~
ついでに、脇の下をクンクンとかいでみると、
うげっ~、汗とカメムシのミックス臭じゃ~
それはもう、今までに経験したことのない臭いである。
まあ、カメムシに罪はないので、ティッシュでつまんで外へ。。
いや、彼にしてみれば、作者の臭い脇の下で一晩過ごす羽目になったのだから、被害者かもしれないなー
みなさんも、夏の虫には注意しましょう