断食

日本語教室で、ある学習者(イスラム信者:ムスリム)が、「ダンジキ」という言葉を口にした。そうか、もうラマダン(断食する月)の時期なのね。作者は、ムスリムではないが、断食は時々している。

ラマダンでは、日の出から日没まで断食するが、彼が言うには、4時半~17時半ぐらいまでらしい。

今の時期、東京の日照時間は、5時半~17時半ぐらいなので、日の出の前からスタートして、日が沈んでから、ようやく食事にありつけるということになる。

作者の場合は、もっぱら健康を目的として、断食をする。

無理な断食は危険であるが、各人の健康状態に配慮した適切な断食は、とても効果的である。

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最近は、これから寒くなる時期に向けて、いわゆる「完全断食」を行った。

文字通り、食べ物や飲み物を全く口にしない断食で、だいたい20時間ぐらい行う。

・前日は早めに夕飯を済ませ(スタート)
・朝起きてから夕方まで何も口にせず
・夕飯は消化の良いもの、和食を中心に
・ゆっくり時間をかけて、腹五~七部目ぐらいで
・水分の摂取は最小限に(水、紅茶、味噌汁など)

これを、体の変化(手足、お腹などの冷え改善)や尿の量(尿が出ている限りは、脱水症状にはならない)に注意しながら、だいたい三日ぐらい(体質が改善されたら終了なので、その時による)続ける。

なぜ水分摂取を控えるかと言えば、体内の余分な水分を排泄して、体内の水分バランスを整えることが、作者の完全断食の目的だからである。

つまり、漢方で言うところの「水毒」の改善である。

お茶やコーヒー、果物、甘いもの等が好きな人で、冷え性の人が、この完全断食を行うと、体がポカポカしてくるはず。

外から水分が入ってこない分、体が、体内の過剰な水分を一生懸命に使おうとする。その様子が体感できるので、かなり面白い。人体の神秘を感じずにはいられない。

ところで、断食の効果として、とても大切なことがある。

・食べ物や飲み物に対する感謝の気持ちが生まれること

である。

今の日本人には、一番大切なことかもしれないなあ