変化への欲求
役所は変わらないと嘆く人も多いが、実際には、様々な場面で変わりたい、変わろうという思いを感じることが多い。電子政府・電子自治体は、そうした変化への欲求に少なからずの影響を与えている。
電子政府評価委員を受けるにあたり、どこまで本質的な評価できるだろう、という不安がありました。
同じような不安は、電子政府推進員を受ける際にもありましたが、時が経つにつれて、不安は消えていきました。
協議会や委員会等に参加する中、様々な場面で、今のままでは良くない、より良い電子政府を実現したいという意志を感じるからです。
そもそも人間には、「安定」を求める気持ちもあれば、「変化」を求める気持ちもあるのですから、変わりたいという欲求を上手に刺激することができれば、「反対」「抵抗」といった副作用を最小限に抑えながら、より良い段階へと導くことができるのだと思います。
新しいシステムを導入することは、お金があればできますが、人の気持ちが変わるのには時間がかかります。
電子政府・電子申請の実現を急ぐあまり、肝心の「人」が置いてきぼりにならないよう、注意したいと思います