ブロークバック・マウンテン
カウボーイ同士の同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」を見ました。男性の同性愛作品は、下手すると少女漫画のような美少年映画で終わってしまうのですが、本作では、保守的な世界で突きつけられる現実をしっかり描いていることに感心しました
現実では、男女の恋愛も、なかなか「純愛」というわけにはいかず、少なからずドロドロしたものがありまする。
これが、男同士の恋愛で、同性愛に対して厳しい保守的な社会となれば、もうドロドロを通り越して、グチャグチャでございます
けれでも、そうした厳しい環境だからこそ、性別に関係なく、「人間」の本性と言いますか、美しい部分も汚い部分も全部ひっくるめて出てきてしまうところがありまして、そこから学ぶことも多いのかと
同性愛映画というよりは、人間ドラマとして楽しみたい作品でございます
ところで、同時期に、現代ニューヨークを舞台にしたミュージカル映画「RENT/レント」を見たのですが、ここでは当たり前のようにゲイのカップルが登場。場所と時代が変われば、ずいぶんと状況も違うものだなあと思ったのでした