電子政府評価委員会による審査・評価等
評価委員会への意見。今回は、電子政府評価委員会についてです。
電子政府評価委員会による審査・評価等
●適切な評価を実施するための情報を
各府省における業務・システムの最適化については、
・ 実施体制
・ 費用(構築、運用、将来予想)
・ 削減コスト(時間、人件費)
・ スケジュールの管理(優先度)
・ 品質の管理
・ 利用状況
・ 利用者満足度
・ 利用者の参加度
・ システム間の連携・統合状況
・ システムとオンライン行政サービスとの関係など
申請・届出等手続におけるオンライン利用促進等電子政府に係る施策については、
・ 構築・運用費用
・ 実施体制
・ 利用状況
・ 利用者のコスト
・ 利用者満足度
・ 利用者の参加度
・ インセンティブ措置と効果
・ 広報の実施と効果
・ サービス間の連携・統合状況など
各府省PMOについては、
・ 権限と責任
・ 予算
・ 実施体制
・ 人材
・ 活動状況
・ 実績など
適切な評価を実施するための情報・根拠として、評価委員会に提出されることが必要です。
なお、各府省PMOの活動状況は、所管する業務・システムの最適化に対する評価内容を含ませることが必要です。
また、ウェブサイト等を通じて、広く国民にも情報公開することで、電子政府に関する説明責任を果たす役割も期待されます。
●評価体制の強化を
今後、評価対象が広がり、評価の質も深くなることが想定されるので、予算や人材等の強化をしていくことが望まれます。
★補足コメント:
当然ですが、電子政府評価委員会も評価の対象となります。適切な評価が行われず、無駄な投資が続けられるようであれば、委員の変更や組織自体の見直しも必要となるでしょう。
評価をするための情報については、評価指標と関係が深いので、まずは評価する対象に合った具体的な評価指標を決めることが必要となります。
「評価の専門家が見ても納得でき」、かつ「誰が見てもわかりやすく」、さらに「電子政府関係者のやる気を促す」指標の策定を目指して、作者もがんばります
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