良書との出会い

年末の大掃除では、中古CD、古本、電化製品等の処分でブックオフにお世話になった。たまったポイントで本でも買おうと店内を探索していると、運が良いことに何冊かの良書に出会えた。その中でも特に良かったのが、内村鑑三の「代表的日本人」と貝原益軒の「養生訓」である。

読みたい本をネットで検索して注文する。これはこれで便利である。

しかし、何気なく訪れた図書館や古本屋で、良書に出会えるのも、格別の楽しみと言える。

良書と言っても、著名人が書いた有名な作品ということではなく、今の私にとって最良の本ということである。

もちろん、世代を超えて語り継がれてきた物語や、読み継がれてきた古典には、良書とするに相応しい場合が多いのだが。

このような良書との出会いは、

今流行のスピリチュアル的に言えば、見えざる力で導かれ必然的に出会えた人生のヒントであり、

脳科学的に言えば、現在置かれた状況で私自身が最も必要としている情報として、これまで学んできた経験や知識を元に、私の脳が選んでくれたプレゼントである

と理解している。

いずれにせよ、私にとっては多くのことを学べる絶好の機会である。

例えれば、私の体質、体調、好み、気分を考えながら、私だけのために作られた、美味しくて、しかも心と体に優しいスペシャル料理のようなものである。

「代表的日本人」では、一人の人間として、また『電子政府コンサルタント』として、私が進むべき道を再確認できたように思う。

「養生訓」では、日常における心構えを学ぶことができた。

良書と出会えたことに感謝しつつ、本ブログを通じて、そこから学んだことを少しでも社会へ還元することができれば、嬉しい限りである。

それこそ正に、『人生における最上質の楽しみ』と言えよう。

関連書籍>>代表的日本人養生訓―全現代語訳