あるある
「発掘!あるある大事典II」のやらせ問題に関する報道を見て、ちょっとびっくり。「やらせ」があったことに対してではなく、視聴者の反応に。。だって、みんな心のどこかで「どうせ、やらせでしょ~」と思いながら、「まあ騙されたと思って試してみるかの~」って楽しんでたと思うのに
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バラエティの基本は、楽しませること。加えて、「ふむふむ、なるほどね~」と思えれば、さらに良い。
作者も、面白そうなテーマの回だけですが、「あるある」を楽しんで観てました。
昔ながらの題材でも、最新事情を盛り込みながら、多角的に検証して、新たな発見や示唆を与えてくれる。しかも、わかりやすくて面白い。
テレビ番組として優秀なだけでなく、コミュニケーション手法として勉強になることも多いのだ。
電子政府にとっても、大いに見習うべき点がある。
さて、「やらせ」については、現実としてバラエティ番組だけでなく、報道やドキュメンタリー番組でも行われることがある。
「やらせ」までいかなくても、情報の一部を印象的に取り上げて、全体像を意図的に隠すことで、ある種の「情報操作」がされることも多い。
そうした「やらせ」や「情報操作」が普通にありますよ。全部が全部じゃないけれど、テレビに限らず、ラジオや新聞や雑誌や本にも、そういう面はありますよ。
最低限、それぐらいは大人が認識して、子供たちに教えておかないとね
日本人は、国際的に見てメディアリテラシーが相当に低いと言われたりするが、もしも真剣に「あるある」のやらせを怒っている人がいるとしたら、それはそれでちょっと怖い。
まあ、真剣に怒っている人も、その怒りは「あるある」にではなく、そんな「あるある」を信じてしまった自分に、ダイエットが続かず成果が出ない自分に対して怒っているんだと思うけどね
あ、『視聴者が「あるある」に怒っている』というニュースも、他局やネット業界の「やらせ」かもしれない。。
きゃー、怖い~
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