ex ex po (アートイベント)のご案内:電子政府をデザインから見ることの意味
今回は、電子政府ではなく、デザインのイベントのご紹介です。
日時:5月23日(水)から29日(火)まで。日曜日休館/11:00-19:00
25日(金)は20:30まで延長
26日(土)八咫烏鼓動隊奉納(演奏会)
会場:Gallery 5610 (東京メトロ表参道駅B3出口より徒歩3分) 港区南青山5-6-10
関連>>:exprime(エクスプリム)|Maia I am(主催者ブログ)
ウェブにデザインが欠かせないように、電子政府にとってもデザインは重要な役割を担っています。
EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)も、デザインの発展(具体化、実用化)した形と考えて良いと思います。
作者は、常々、電子政府以外の分野(建築、インテリア、アート、人体など)におけるデザインや設計図を通して、電子政府(情報システム・サービス)を見るように心がけています。
それは、電子政府・電子申請サービスが、
・人々の生活や企業活動の中で、初めて機能するものであり
・常に周囲の様々なシステム(情報システムに限らない)と相互作用し連携している
ことを再確認する作業でもあります。
そう考えると、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)における「全体最適」という言葉も、より大きな視点から見れば、「部分最適」に過ぎないのですね。
例えば、建物はそれ自体が、詳細な「設計図」を基に「全体最適」されていますが、建物が存在する土地や街の中では「部分最適」に過ぎません。
電子政府の中で「全体最適」が安易に語られるのは、あまり好ましいことではありません。
もちろん、独りよがりの「部分最適」があってはならないのですが、より広い視点で常に周囲を見渡しながら行われる「部分最適」がない限り、決して「全体最適」は実現されないのです。
ということで、電子政府関係者の皆さま、今回のイベントや日々の生活の中で「デザイン」に触れて感じてみましょう