スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

犯罪アクション『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』を観ました。評価が分かれる内容ですが、はっきり言って面白い。

全編に溢れるくだらなさ、ワクワク・ドキドキする展開と裏切られる期待、無茶な配役とキャラクター設定、意味の無いバイオレンス。。どれを取っても、超一流のB級映画で、まさに怪作である

こういう素晴らしいB級アクション映画に、緻密なストーリー展開、わかりやすい親切な説明、掘り込んだ登場人物の描写とかを期待するのは、それこそ野暮というもの。

そんな洗練された作品でないことは、殺し屋軍団の一つ「トレモア三兄弟」を見れば、わかりそうなものを

こういう素晴らしいB級アクション映画は、五感を開放して、刹那を楽しむに限る。

「いやー、こいつアホだな~」

「接近戦で、それは無いだろ~」

「銃、でか過ぎ!」

と心の中でツッコミ入れながら、寛容な心で、映像と音楽とバイオレンスとアメリカンジョークを体で楽しめば良いのだ。

肩の力を抜いて(偏見を無くして)見ると、どうしようもなくグロテスクでエゲツなく思えるシーンにも、色んなコダワリやアート感覚が見えてくるぞ。

ということで、子供や真面目な大人は決して見ないように

が、B級クライム・アクション映画が好きなら、必ず映画館で見るべし