リーピング
田舎町の怪奇現象を題材にしたホラー『リーピング』を観ました。宣伝では、「イナゴ少女」といった安っぽい取り上げ方をされてましたが、ダークキャッスル(ホラー映画専門製作会社)らしい骨太エンターテイメント・ホラーに仕上がってました。
ハイテク、合理化、消費大国といったアメリカの印象と、実際のアメリカ人の印象は、ずいぶんギャップがあるように思う。
田舎町のアメリカ人は、それほど贅沢な暮らしをすることなく、のんびり平和に過ごしている。
アメリカは、基本的にはキリスト教の国で、しかも保守的な考えが大勢と言える。
大都会は別として、「中絶や同性愛なんて、とんでもない!」と考える人が、まだまだ多い。
閉鎖的な村社会は、良い面もあれば悪い面もある。
閉鎖的な村と、排他的で極端な考えを持つ宗教の合体は、やはり怖い。
仏教や神道だけでなく、イスラムも新旧キリストも、原典・原書を見ると、オープンで他宗教にも寛容なんだけどなあ
電子政府サービスでも、オープンで透明性を持たせることや、他者(他の利害関係者)への気遣いと寛容が大切だったりで、宗教との共通性もあるのね。
さて、アカデミー女優で猿顔美人のヒラリー・スワンクは、本作でもいい演技してます。
「ミリオンダラー・ベイビー」も良いけど、「ボーイズ・ドント・クライ」はぜひ観て欲しい作品。
ヒロイン少女を演じるのが、アンナソフィア・ロブ。
どこかで見たことあるなあと思ったら、「チャーリーとチョコレート工場」のオマセなお嬢ちゃんだった。
ということで、ホラー映画の傑作「ローズマリーの赤ちゃん」を、ちょこっと思い出してしまうリーピング。なかなか興味深くも楽しめるオススメホラーでございます