アクセンチュア、各国政府の顧客サービス成熟度ランキング2007
アクセンチュアが、各国政府の顧客サービス成熟度ランキング調査(2007年)を発表しました。シンガポール、カナダ、米国が上位3ヶ国で、日本は22カ国中10位となっています。
関連>>2007 Leadership in Customer Service: Delivering on the Promise(調査結果の英語全文はこちらで)|Singapore, Canada and United States Rated Best in Delivering on Promise of Government Customer Service(Government Technology)
アクセンチュアの電子政府調査の良いところは、「政府の顧客サービス」に焦点を絞っている点ですね。
総合的な電子政府ランキングは、各国の比較や全体像を理解する上では貴重な資料となりますが、実際に優れた電子政府サービスを作る、改善するとなると、あまり役には立ちません。
その点、「政府の顧客サービス」に絞り込んだ調査結果は、より実践的な資料・ヒントとなります。
・サービス成熟度 Service maturity(SM)
・顧客サービス成熟度 Customer service maturity(CSM)
・国民の声 Citizen voice(CV)
という3つの評価視点による調査結果で、日本は「サービス成熟度」が高いものの、「顧客サービス成熟度」が低いというのは、電子政府評価委員会の現状認識とも一致するものです。
今後は、国民の声を聴き、その声を具体的なサービスとして具現化する作業が必要になりますが、そうした作業は、行政だけでは実現できないことは明らかです。
アクセンチュアが提案する
1 顧客(国民)のニーズを知る
2 関連部門やシステム間のつながりを作る
3 スタッフを効果的に配置する
4 単独で行わず、周囲と協力する
という4つの要素を大切にしながら、より良い電子政府・電子申請サービスの実現を目指しましょう。
【まとめ】電子政府ランキング 国連・アクセンチュア・ブラウン大・早稲田大
各機関の電子政府ランキング詳細と、その関連情報について まとめてみました。 電子…