年金記録確認第三者委員会のサイトに学ぶ、利用者が欲しい情報をシンプルに提供する

総務省行政評価局から「年金記録確認第三者委員会」のページが公開されています。いたって簡素なページですが、構成は非常に優れています。

まず、「年金記録確認第三者委員会」の役割について、ページの上段で次のように明らかにしています。

『年金記録の確認について、社会保険庁側に記録がなく、ご本人も領収書等の物的な証拠を持っていないといった事例について、 ご本人の立場に立って、申立てを十分に汲み取り、様々な関連資料を検討し、記録訂正に関し公正な判断を示すことを任務としています。』

これは、非常にわかりやすい。

「年金記録確認第三者委員会」と聞けば、何となく想像はできますが、こうして簡潔に説明されると、内容の理解だけでなく、政府の「意思表明」としても機能します。

さらに、

『年金記録や確かな納付の記録がない方々からの申立ての受付は、現在準備中です。』

と、利用者が最も気になるであろう情報を、これまた簡潔に明示しています。

今後、具体的なスケジュールが提示され、具体的な申立て受付けが開始されると思いますが、引き続き「わかりやすい情報提供」を基本とした国民とのコミュニケーションを期待しましょう

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ちなみに、「年金記録問題検証委員会」という組織がありますが、こちらは全くの別物(年金記録問題発生の経緯、原因や責任の所在等についての調査・検証を行う)なので間違えないようにしましょう。

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