ホステル2

全米で大ヒットのホラー第2弾『ホステル2』を観ました。ストーリーは、純粋に1作目の続きとなっていて、シャレで観る分には楽しめます。それにしても、(舞台となっている)スロバキア政府からの苦情は無いのかなあ。

殺人を、欲望の対象、そしてビジネスにまでしてしまう人間は、やはり恐ろしい生き物である。

不思議なのが、映画の感想として「気持ち悪い」「サイテー」といったものがあること。

この手のホラー映画は、「サイテーの人間模様」を「気持ち悪い描写」で映像化するのだから、最初から観なければ良いものを。。

そうか、そこがこの作品の魅力なのか。

「ゲテモノ料理」を、「おえー、気持ち悪い~」と言いながら食べるようなものかな。

B級ホラーに必須?とされるのが「エロティック」「グロテスク」「ナンセンス」

三つ合わせて「エロ・グロ・ナンセンス」と言うのだが、本作は全てを基準以上に満たしているぞ。

特に大切なのが「ナンセンス」で、これが無いと単なる「残酷映像」で救いがなくなってしまう。リアリティを追求すれば良いというわけでもないのね。

ところで、こうしたアメリカン・ホラーでは、ステレオタイプというか「アホアホな米国人」が出てくる。

自虐的かつ皮肉たっぷりに「米国人の自分たちが言うのも何だけど、ホント米国人ってアホなんだよ。でも、どこか憎めないでしょ。」という感じ。

つまり、自分たちを客観的に見ているわけで、そういう映画が作れるうちは、まだまだ米国も捨てたものではないと思える。

というわけで、「私はドMです。」という人には、オススメの作品でございます

で、「痛いのイヤ~」って人には、超オススメ。どうぞ悶絶してください

“ホステル2” に2件のコメントがあります

  1. ホラー映画
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