PDFの乱用を止めて、電子政府の燃費も向上させよう
本ブログでも紹介しましたが、
燃費を向上させる「やさしい発進」の名称募集結果が公表されました。
エコドライブ関係4省庁(警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省)による検討会で決定されたこともあり、4省庁それぞれのサイトで結果(同内容)を公表しているので、電子政府サービス度に順位を付けてみましょう。
第1位:国土交通省
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/011222_3_.html
字も大きく、すぐに内容が理解できます。問合せ先の担当者名とメールアドレス、エコドライブに関する情報へのリンク(エコドライブの推進)があると、もっと良くなりますね。
第2位:環境省
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6683
たいした分量ではないのですから、本文もHTMLで掲載して欲しい。「みんなで止めよう温暖化」のロゴ表示は良いですね。ここでも、関連情報へのリンクは必ず付けるべき。せっかくの広報チャンスをみすみす逃しているのですから。
決まった名称を知ってもらうための情報提供なのだから、「ふんわりアクセル『eスタート』」は見出しに含めるなり、字を大きくして太字にするなりして、目立たせる努力をしないとダメですよ。
第3位:経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/20051222007/20051222007.html
良くも悪くも、機能的というか役所的な感じですね。本文はPDF提供ですが、Acrobat Readerのダウンロードサイトへのリンクがあるのはさすが。やはり、「ふんわりアクセル『eスタート』」を目立たせる努力は必要です。
第4位:警察庁
http://www.npa.go.jp/pressrelease/kouki1/20051226.pdf
PDFファイルを置いて、とりあえず情報を載せました(冷たい、ぶっきらぼう、不親切)という感じ。警察庁のように市民のイメージが良くない行政機関こそ、電子政府サービスで細やかな配慮をするべきなのに、ホントもったいない。。
今回の比較から学ぶべきことは、
1 利用者の立場で、情報をデザインしよう
2 伝えたい情報は、見やすく印象に残る形にしよう
3 関連情報の提供で、次のアクションを引き出そう
特に3については、利用者との良好な関係作りに多大な影響を及ぼすので、必ず実行しなければいけません。
だって、エコドライブ関係4省庁が公開する「燃費を向上させる「やさしい発進」の名称募集結果」なのに、「そもそもエコドライブって何?」といった基本的な疑問の答えも見つけられないなんて、どう考えても変ですよね?
ということで、第1位とした国土交通省でも、ロボコン30点