モテモテの女性
先日、友人の結婚式に出席した時のこと。久しぶりに会った友人(女性)が、男性陣にモテモテなのに驚いた。
結婚式は、都内の教会で。
20分ほど前に到着して、待合室で時間をつぶす。
と、巻き毛クルクル&ちょいケバの女性が入ってきて、作者を見つけると、こちらに近づいてきた。
「むたさーん、ひさしぶり~」
作者が彼女に初めて会ったのは、かれこれ13年前ぐらいか。仮に、C子としておこう。作者とは7つほど年が離れているはず。
当時のC子は、まだ高校生だったが、風貌はチーママといっても良いぐらい。まあ、当時からツワモノだったということだ。
で、今回会うのは、たぶん5、6年ぶり。
30も過ぎて落ち着いたと思いきや、まだまだ現役バリバリらしい。
コートを脱ぐと、赤かショッキングピンクか、とにかくインパクト大のドレス。まちがいなく、今日の女性客の中で一番目立っている。さすがツワモノ。
身に付けているものも、恐らくかなりのランク。ブランド品に疎い作者でも、何となくわかるぐらいだから。。
「むたさーん、電話したのに、ひどい~」
何がひどいのかと思って話を聞いてみると、一緒に行く人がいないから、作者の携帯に電話したらしい。そして、作者から折り返し電話があるのを待っていたらしいのだ。
「すぐに、かけてくてくれると思ったのに~」
言われてみれば、夜中の12時ぐらいに1、2回鳴って切れた不審な電話があった。
しかし、携帯を機種変更した際に、電話番号データを移行できなかったので、最近かけた記憶がない人の電話番号はほとんど消去してしまったのだ。
当然ながら、C子の番号も登録されておらず、番号が表示されても「見覚えのない不審電話」扱いとなったらしい。
「なんで、私の番号を消すの~、ひどい~」
ひどいも何も、用件があるなら留守電にメッセージでも入れておけば良いのだ。
推測するに、普段は男に電話して相手が出なくても、折り返しすぐにかけてくれるのではないか。
が、世の中そんな男ばかりと思ったら大間違いじゃ。その根性から叩きなおしてやらんといかんな~
などど思っているうちに、他の友人夫妻も到着し、じきに結婚式も始まった。
さて、結婚式の後は披露宴。場所を移して、都内の和食レストランへ。
新郎新婦の人柄もあって、大変素敵な披露宴であった。お二人とも、末永くお幸せに!
C子が、そのモテモテ(つわもの)ぶりを発揮したのは、披露宴が終わってからである。
二次会を設定したので参加して欲しい、C子のところへ男どもが言い寄ってくるのだ。若い人からおじさんまでと、年齢層も幅広い。
「えー、どうしようかな~」「家、遠いし~」
ともったいぶりな態度を見せつつも、結局は参加することに。初めは、作者たちと一緒に帰ると言っていたのだが。。。
さて、作者としては、そのモテモテぶりに初めは納得しかねていたのだが、最終的には尊敬してしまった。
男どもが寄ってくるには、それなりの理由があるからで、それはC子の魅力といっても良いものである。
ところで、C子の性格は決して悪くはない。計算高いわけでもないし、頭も悪くない。実際、家柄や学歴も良い。異性関係がハデというわけでもない。
まあ、単純というか浅はかなところが無いわけではないが、変にひねくれていないのが良いところと言えよう。
作者なりにC子がモテる理由を考えてみると、
・職業柄もあり、自分の見せ方を知っている
・適度にスキがある
・頭が良さそうに見えない
・素直で悪意が無い
・精神的な快楽主義者(まあ、楽しいからいいか~)である
これが男性に対してどのような効果があるかといえば、
・まずは、見た目でひきつけられ
・自分でも何とかなるんじゃないかと期待を抱かせ
・自分が優位に立つことができ
・「だまされた感」も無く
・一緒にいて楽しいと感じる
うーむ、ほとんどキャバクラと一緒だわ
逆に言えば、男性にモテない女性は
・自分の見せ方を知らない
・スキがない
・頭が良さそうに見える
・考え過ぎで屁理屈が多い
・どちらかと言えば禁欲主義者(ストイック)である
美人過ぎるとモテないと言うが、他のモテ要素があれば、確実にモテるはず。
もちろん、「C子みたいなモテ方は嫌い」という女性もいるだろうし、「俺は好きじゃないなあ」という男性もいるだろう。
しかし、C子のモテモテ振りには、学ぶべき点も多い。電子政府サービスを改善するヒントもたくさんある。
いやいや、C子恐るべしである