ラストキング・オブ・スコットランド

かつてのウガンダの独裁者、アミン大統領を描いたドラマ『ラストキング・オブ・スコットランド』を観ました。圧倒的な権力を握った人間が正気でいることは、実に難しい

だからこそ、三権分立などにより、権力を分けて互いにけん制する仕組みが必要になると。

アミン大統領が統治していたのは、1971年から1979年まで。この間、実に30万もの人が抹殺されたらしい。

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フォレスト・ウィッテカー演じるアミン大統領は、まるで狂ったゴリラのよう。実際のアミン大統領も、2メートルを越す巨漢でボクシングチャンピオンにもなった人物。

そこには、アフリカ、未開、黒人、野蛮といったイメージが感じられる。

しかし、現実の独裁は、ヨーロッパでもアジアでもアフリカでも中東でも、あるいは企業でも起こりうるもの。

独裁者は、「猿のオナニー」状態で欲望や暴挙に制限が無い一方、一生涯クーデターに怯え続けなければいけない。

本作では「モンキー」という言葉が使われるが、ブラックモンキー、イエローモンキー、ホワイトモンキー、どれもたいした差は無いということか。

単純にサスペンス映画としても楽しめる本作は、なかなかにオススメでございます