ブラックサイト
ダイアン・レインが主演する犯罪サスペンス『ブラックサイト』を観ました。インターネットの特性を悪用すれば、犯罪者にとっては非常に有効な凶器となります。そんな犯罪者から見れば、日本は天国かもしれないなあ。
「真実の行方」「悪魔を憐れむ歌」「オーロラの彼方へ」など、良質なサスペンスやホラー作品を手がけてきたグレゴリー・ホブリット監督だけあって、本作もなかなか良くできています。
テンポも良いし、ハラハラドキドキできて、ストーリーも悪くない。
エンターテイメント性をきちんと確保しながら、メッセージ性も持たせている。
残酷シーンが苦手な人にはオススメできないけど、サスペンススリラーが好きな人は大いに楽しめるでしょう。
インターネットの知識があれば、さらに楽しめるはず。
日本でも、インターネットを使った犯罪が報道されますが、そうしたニュースに出てくるのは、ごくごく一部で、しかも素人ばかり。
ちょっと勉強すれば、他人が作ったツールを利用して、他人のコンピュータを利用して、ほとんど痕跡を残さずに悪いことができてしまう。
これが、さらに専門家やプロ集団になってくると、もはや手がつけられないかと。。
「自分はインターネットをやらないから大丈夫」と考える年配の人もいるようですが、インターネットは単なる道具に過ぎないので、その効果はインターネットを利用するとか利用しないとかに関係ありません。
もちろん、インターネットを利用する場合は、最低限の知識を身に付けて、危険を避けるようにしたいものですね。
ネットでは、「教育こそが最大の防御」と言われるのですから。