デジタルデバイド解消は、子供たちの力で
日経BP社の電子自治体ポータルで「2005 デジタルデバイド解消のための国際カンファレンス(韓国・ソウル)」のレポート記事が公開されています。
個人的には、インターネットや携帯電話を使いたくない人に、無理に使わせるのは、あまり良いこととは思わない。
しかし、高齢者がパソコン等のICT機器を使えるようになるのは、良いことである。
世の中には、元気なお年寄りがたくさんいるのだから、彼らがインターネットを有効活用して、自身の可能性を広げていってくれれば、日本の社会や経済も元気になると思うからだ。
それに刺激を受けて、若者も奮起してくれれば、さらに良い。
実際に高齢者がパソコンや携帯電話に親しくなるためには、彼ら自身の関心や努力が必要となるが、その一方で、今の子供たちの助けも借りたい。
例えば、子供たちへのパソコン・情報教育の中で、「パソコンやインターネットが使えない人、得意じゃない人には、親切に教えてあげるべし」と刷り込んで、具体的な「教え方」のテクニックやコツも教えておく。
この場合、できれば「ティーチング:先生と生徒」ではなく、「コーチング:友人として一緒に学ぶ」を教えておきたい。
こうしておけば、「パソコン」「携帯電話」といった共通の話題を通じて、高齢者と子供たちの交流も活性化すると思うのだ。
インターネットや携帯電話は、コミュニケーションの道具として発展してきたわけだから、使い方を覚えるのも、やはりコミュニケーションを活用するのが良いということである。
たくさんのメル友がいれば、携帯メールの使い方を覚えるのも、それほど苦にはならないはずである。
子供たちが「教え合い」「助け合い」の精神を学ぶこと
そこに、日本のデジタルデバイド解消のヒントがあると思う。
そのために、まずは、今の大人が「教え合い」「助け合い」の見本を見せてあげないといけないのだが
うーん、作者もがんばりまっす
関連>>デジタルデバイド(情報格差)|ユニバーサル・コミュニケーション技術に関する調査研究会|ポスト2005における文部科学省のIT戦略のあり方に関する調査研究会報告書
デジタルディバイド
digital divide:この言葉を知らない人は、これが定義している世界の底
ディバイド解消に向けて
ディバイド解消のヒントを世代間の交流から見付けようとのお考え、いいですね。「高齢者がパソコンや携帯電話に親しくなるためには、彼ら自身の関心や努力が必要となるが、その一方で、今の子供たちの助けも借りたい」こと、大切な視点だと思いました。
私もヤヤ高齢ですが、日ごろ旧同級生たちに「孫と携帯をやって、クラス会にもメール送れ!」と働きかけています。
トラックバックさせて頂きました。
いいですね
お孫さんと携帯、いいですねー。
どんどん広めてください。
私も、今年の父の日の贈り物に、プリペイド携帯をと考えています。