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電子申請と電子入札の比較 2004年4月19日

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電子申請と電子入札を比較して、両者の特徴を簡単に説明しています。
 
「役所」から見た電子入札は、「CALS/EC:公共事業支援統合情報システム」という仕組みの中の「調達(入札・契約)」の一部であり、入札に参加する企業から見ると、事業活動の一部となります。

「入札参加資格審査申請」は、「申請」ですが、一般的な電子申請のようにサービスとして提供されるものではなく、競争に参加するための事前手続と位置づけられています。つまり、一定の配慮はあるものの、対応できない業者は契約を結ぶ相手として不適切と判断されることになります。

各システムによって、事前準備、利用環境、利用方法などが異なるため、自分が利用したい電子申請・電子入札システムについて、正確な情報を入手・整理し、本格的な利用・導入前に先立って、試験的に使ってみるのが良いでしょう。

図表:電子申請と電子入札の比較

  電子申請 電子入札
性質 役所から国民へ提供されるサービス 役所と契約を結ぶための競争
電子化 原則としてすべて電子化されるが、紙による方式も残る。 原則としてすべて電子化され、紙による方式は残らない。
対応 紙と比べてメリットがあれば使う。 対応しないと仕事がもらえない。
方式 手続きや申請先(省庁、自治体)によって、方式・システムが異なる。 発注元(省庁、自治体)によって、方式・システムが異なるが、電子申請ほどバラバラではない。

図表:電子申請と電子入札の分類

  電子申請 電子入札
対象手続 ・汎用受付システム
・専用システム
・公共事業(工事等)
・非公共事業(物品等)
・両方の事業
運営主体 ・単独運営システム(省庁等)
・共同運営システム(自治体等)
・単独運営システム(省庁等)
・共同運営システム(自治体等)
方式 ・国の仕様に準拠(汎用受付等システム)
・独自システム(施設予約等)
・入札コアシステム(国土交通省)
・入札・開札システム(総務省)
・独自システム(横須賀市など)
代理機能 ・代理申請に対応するもの
・代理申請に対応しないもの
・代理申請に対応するもの
 1.入札参加資格審査申請の代理 2.入札行為の代理
・代理申請に対応しないもの

 


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