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電子政府サービスにおける差別化のポイント 2004年5月6日

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電子政府サービスに優位性を与えるための「差別化」について説明しています。
 
国や地方における電子政府・電子自治体サービスが進む中で、それぞれに個性が出てくるのが良いことです。

取り扱うデータ形式などの裏方では画一化・統一化が必要ですが、見た目やサービス内容については、それぞれの特色を生かし工夫を凝らしたものとなることが、より良い電子政府・電子申請サービスへの近道なのです。

ここでは、電子政府サービスにおける差別化のポイントを整理しておきましょう。差別化のポイントは、ブランド、技術、サービスにあります。

ブランド

市民との友好な関係作りは、電子政府の基礎でありゴールでもあります。そのためには、信頼できる役所であるためには何をすれば良いかを考えなければいけません。すでに市民との有効な関係がある役所は、それだけで一歩リードしていると言えるでしょう。

積極的な情報公開、公平で誠意ある対応、ウェブを活用した早い段階からの市民参加などが有効です。

技術

最新の技術を使いこなすためには、お金や人が必要であり、技術を追いかけるうちに、目的を見失ってしまうこともあります。

より良い電子政府・電子申請サービスを実現するためには、「情報の流通と公開」を効率よく効果的に行うことが必要であり、それをサポートする技術が差別化のポイントとなります。

電子政府・電子申請サービスの核となる情報やコンテンツを管理して活用する仕組みの中に、セキュリティ等の問題も存在するのです。

サービス

電子政府・電子申請サービスの基本は、「ウェブの中で違和感のないこと」です。インターネットと相性の悪いサービスは、まず使ってもらえないのでスタートラインに立つことさえできません。

その先に、使いやすさ、多様な機能、Webデザイン、オフラインとの融合、ヘルプデスクの充実、プランやソリューションの提案などがあります。

いわゆる「カスタマイズ」の機能については、基本サービスや一般向けサービスの充実がない段階では、お金や手間がかかるばかりなので、やめた方が良いでしょう。

 


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