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Webのパワーを自分のパワーと混同してしまう危険性 2000年7月4日

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インターネットの神様に感謝です。
Webのパワーはスゴイ
日刊!インターネット情報誌 << WebCatch >>
2000年06月07日発行 第757号
http://www.webcatch.com/txt/000607.html

先日、読者の方から教えて頂いたのですが、WebCatchというメルマガで当サイトをご紹介頂きました。上記サイトは、その内容が読めるバックナンバーです。

個々のコンテンツがメルマガで掲載されたことはあるのですが、Manaboo' Roomとして紹介されたのは初めてでしたので、ビックリするやら恥ずかしいやらなのですが、まずはこの場をお借りしてお礼申し上げます。

いずれにしましても、当サイトを多くの方に知って頂くことで、今まで官庁や有識者などが中心となって進めてきた電子申請や電子政府について、広く一般の方々に知って頂く機会が増えることは、大変嬉しいことです。電子申請も電子政府も、国民自らが作っていく(改良していく)ものですので。

メルマガと言えば、作者の貴重な情報源であり、日々活用させて頂いている今日の雑学+(プラス)があります。運営されているのは個人の方で、インターネットビジネスの情報源として有名なUnpluggedというビジネス・コンセプトが母体となっています。

こちらのメルマガで、読者の一人である作者のサイト(コンテンツ)が紹介された時も、やはりビックリしながら大変光栄に思ったのでした。

ところが、最近さらに作者を驚かせることが。

これまた、作者自身も熱心な読者の一人であるHotWiredJapanのメルマガ(WIRED NEWS 2:2000/06/28)の中で、《3粒の小ネタ》として米国電子署名法に関するコンテンツが紹介されていたのでした。やはり時事ネタは強いなあ、なんてことも思ってしまいました。

HotWiredJapanは、日本にいながら(当たり前ですね)米国のWeb最新事情や思考などを学べますので、ぜひ一度ご覧下さい。

さて、ここからが本題です。

こうして一個人である作者の文章が、数万・数十万の読者を持つ媒体に紹介されたりすると、ある種の錯覚に陥りやすいのではと思います。

その錯覚とは、自身の能力を過信してしまうという錯覚です。例えて言えば、車を運転して知らず知らずのうちに、乗っている車のパワーをあたかも自分のパワーと錯覚して、歩行者に悪態をついてしまうようなものでしょうか。

雑誌に掲載されたわけでもなく、本を出版したわけでもないのに、多くの人に自分の文章を読んでもらえる機会を得たのは、作者の能力とは異なる別の要素が大きく働いているのだと考えています。

その別の要素とは、すなわちインターネット、Webのパワーだと思うのです。

作者が世界に向けて情報発信できるのも、Webのおかげ。当サイトで作者が提供するコンテンツの源となる情報は、ほとんどWebから入手。情報発信というよりは、もらったものを少し加工して還元している感覚です。

そして、そのコンテンツがメルマガで紹介されて、日々お世話になっている情報ソースに対して、少しばかりの情報提供ということなのです。

お互いに無意識のうちに双方向コミュニケーションをしながら、Webコンテンツ作成の共同作業をしていると言うのは言い過ぎかもしれませんが、作者がWebに魅せられ続けているのは、このあたりの感覚にあるのです。

当サイトで提供しているコンテンツは、基本的には作者個人の自己表現であり自己満足なのですが、たくさんの恩恵を受けているWebに対して、少しでも還元したいなあと考えた時に、行政書士であることを生かしたテーマ、つまりは電子申請・電子政府、電子署名法、電子認証などに関するコンテンツ提供ぐらいはしておきたい、ということなのですね。

インターネットの神様(がいるらしい)に感謝しないわけにはいかないなあ、と思う今日この頃です。

参考サイト

WebCatch
http://www.webcatch.com/

Unplugged
http://unplugged.ne.jp/

Hot Wired Japan
http://www.hotwired.co.jp/


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